IT業界

そもそもITとは?

ITとは"Information Technology"の頭文字で、情報技術のことを指します。
その言葉の意味は広義で、情報通信分野の基礎技術から応用技術の範囲にまで及びます。

ここ数年で人々の暮らしを支えるIT技術は飛躍的に進歩し、大半の人の生活にITが必須となりました。
インターネットは代表的なものですが、スマートフォンのアプリをはじめ、電車や飛行機の予約システム、銀行のATM、コンビニのレジ、私たちの生活はITに関わるもので溢れています。
意識することはなくても、IT技術は既に人々の生活の一部となり活躍しています。
その5つは下記に大まかに分類することができます。
・インターネット業界
・端末などのハードウェア業界
・アプリケーションなどのソフトウェア開発関連業界
・ネットを利用するのに必須のプロバイダ関連業界
・光ファイバーなどの回線業界
です。
そして、それぞれ分野の中で、専門性によってさらに細かく役割が分かれています。

ITエンジニアの種類と仕事内容


インフラエンジニアの仕事

 インフラエンジニアといわれても、普段生活をしている上であまり聞かない単語です。インフラエンジニアは、いわば「縁の下の力持ち」。IT機器の実行基盤を作っています。
 定義は広義で、アプリケーションやシステム、電話やインターネット、ITにまつわるすべての基盤を構築しているITエンジニアのことを指します。IT化が進んだ現代において、なくてはならない貴重で重大な仕事です。
 特に現代の日本においてインフラエンジニアは不足しているのが現状です。

ネットワークエンジニアの仕事

 ネットワークエンジニアの仕事はネットワークの設計、構築、保守、運用です。規模によっては設計から構築、運用までを一人のエンジニアが担当することも珍しくはありません。
 一般的に、スイッチ(ネットワーク間の接続を行うネットワークデバイス)、ルーティング、TCP/IPの知識・技術などがスキルとして求められます。
システムエンジニアやサーバーエンジニアなどの領域と重複する箇所もあります。
 ネットワークエンジニアは慢性的な人材不足が続いています。常に最新技術を習得し、コミュニケーション能力を持ったエンジニアであれば多くの企業から必要とされるはずです。

サーバーエンジニアの仕事

 サーバーエンジニアの仕事は大きく構築業務と保守業務の2つに分けることができます。
構築作業ではサーバーを使用するために構成の設計を行います。サーバーにはメールサーバー、WEBサーバー、ファイルサーバーなど様々な種類が存在しており、構成の設計とはその成り立ちを組み立てる作業です。スペック(使用や性能)、処理能力、通信速度、必要な電源容量などに加え、コスト面も考慮しなくてはなりません。
 サーバーの運用・保守は運用中、状況に応じて変更を加え、管理を行う業務です。端末のOSのバージョンアップや、メールサーバーにアドレスを追加したりします。監視専用のプログラムによりサーバーにエラーが起こっていないか監視・確認も行います。その他バックアップが正常に作動しているか確認をし攻撃されていないかなど監視を行い障害を未然に防ぎます。サーバーの状態を常に良好に保つことがサーバーエンジニアには求められます。
 ビジネスでのデータ量が加速的に増加しており、処理能力の向上や高いスキルを持ったサーバーエンジニアが求めらるようになりました。

データベースエンジニアの仕事

 データベースとは情報の巨大倉庫のようなものですが、必要な時に情報を瞬時に取り出せるようにシステム構築・運用したりすることがデータベースエンジニアの仕事です。データーベースエンジニアには大きく分けて「開発」「運用」「活用」の3つの仕事があります。
 現在主流となっているデータベース製品(OracleやMySQL、PostgreSQL、Microsoft SQL Server)の知識や実務経験が望まれます。
 適切な知識を有したデータベースエンジニアは、アプリ開発からインフラなどの現場でも貴重な存在となるでしょう。 データベース製品を専門に扱うエンジニアはまだ少なく、技術者として貴重な存在となっています。

セキュリティエンジニアの仕事

 近年、IT技術は飛躍的に向上するのと比例して、ネットワーク犯罪は増加しています。セキュリティエンジニアとはクラッカー(コンピュータに不正に侵入したり、破壊・改ざんなどの悪意を持ったアクションを起こす人)に対抗するための技術、知識が求められる職種です。セキュリティエンジニアは非常に広い分野で活動しているため、端的な定義づけは不可能です。
『セキュアプログラミング』や『セキュリティアーキテクスチャ』など専門的知識も必要とされます。
 クライアントからの要件をセキュリティ面から集積や分析、必要なシステムの提案などを行い、コンサルティングを行うエンジニアの需要も高まっています。

システムエンジニア(SE)の仕事

 クライアントからのニーズに対し、分析や定義を重ね仕様を決め、大まかな設計をするまでの情報システム開発の工程を担当します。これは上流工程と呼ばれ、その際にはただ設計するだけではなく、プロジェクトの予算や人員、進捗管理などのマネジメントも大切な業務の一つです。
 システムエンジニアには少なくとも基本情報技術者の知識は欠かせません。そして、クライアントとのヒアリングなどがあるため高いコミュニケーション能力と営業力、そしてチームをまとめる力も必須です。

プログラマーの仕事

 一般的にプログラマーは主にシステムエンジニアと動くことが多いです。システムエンジニアがシステムの仕様書を作成し、それに基づいてプログラムを作り上げていきます。
 テストを繰り返し、不具合を修正することでシステムやソフトウェアが完成していきます。そのためプログラマーには忍耐力と根気が必要です。経験をつめばいくらでも知識を増やすことができ、報酬が上がります。
 また、将来的にはシステムエンジニア、プロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャー、ITコンサルタントなどへ転身することも可能です。